Sun, 21 Aug 2005
リー群上のハミルトン系のお勉強。
論文もチェックしておかなければ。
ちゃんとした論文は大学の図書館に行かないと手に入らないのが痛い。
プレプリントや著者が自分のサイトにおいてくれているものの中から
参考になるものを探そう。
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The Motion of the n Dimensional Free Rigid Body
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修論かな?Body and Space Coordinate について一通りまとまっている。
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Lie Groups And Mechanics
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内容は重複する。diffeomorphism のなす群に対して考察している。
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Accurate and efficient simulations of rigid body rotations
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剛体の数値計算エンジンをいろいろなアルゴリズムで実装して速度などを
比較している。とても参考になる。
まだまだ調べきれていない。続く。
posted at 07:38 |
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Wed, 27 Jul 2005
リー群上のハミルトン系を考える。
慣性作用素もしくは慣性テンソルとは、点 g における
接空間から余接空間への線型写像のことだと考える。
リー群が左から空間に作用しているとする。
剛体とは、空間上の質点の間の距離が変化しない系だと
考えるとすると、そこから計算される慣性作用素は、
剛体の回転直交座標系が変化する(つまり左からリー群の元が作用する)
と、同じ座標変換を受けることになる。
別の言い方をすると、左移動を使って慣性作用素をリー環から
リー環の双対空間への線型写像とみなした場合、左移動に使った
リー群の元 g にはよらないと言うことになる。
剛体の慣性作用素は Body 座標では一定
別の言い方をすると、
剛体の慣性作用素は左移動で不変
と言ってもよい。逆に慣性作用素が右移動で不変と言うことは、
剛体が等方的、リー群が回転を表す群のときは球であると
言うことを意味している。
剛体の場合は、外力がない場合でもハミルトン方程式の
陽的な解がないため、普通の質点の運動のように Symplectic 法を
適用するのは難しい。普通の質点の場合は、運動エネルギーのみからなる
ハミルトン系の解が等速直線運動という陽的な解があったからである。
さて、どうしよう?
- ハミルトン系の陽的な解が存在するような慣性作用素の族を探して、その組合せで系を記述する
- Symplectic 法ではなく、ルンゲクッタ法などで実装する
posted at 22:35 |
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Fri, 22 Jul 2005
リー群上のハミルトン系を考えるときに出てくるのが Space 座標と
Body 座標の話。Abraham & Marsden の本に詳しく解説があるが、
他の一般の力学の本にはあまり触れられていないので、まとめておくことは
意味があるかも。今までの一般的な力学の公式との対比は
数値計算エンジンを作った後でも無駄ではないだろう、というわけで。
リー群Gの点gにおける接空間を単位元の接空間(すなわちリー環)
と同一視するための方法として、
- 左移動を使うのが Body 座標
- 右移動を使うのが Space 座標
したがって、それぞれの座標は Adjoint 作用で移りあう。
リー群G(例えば回転)が左から空間V(例えば3次元空間)に
作用している場合を考える。リー群上の「運動」とは
リー群上の実数でパラメーター付けされた曲線 g(t) のことだとすると、
Vの中の点pをとって、g(t)p はVの中の曲線を表す。
(例の場合、回転直交座標系の固定点が座標系が回転することで
直交座標系の中で回転する、ということ)
その時刻 t における微分を考えると
d/dt (g(t)p) = X_S#(gp) = g X_B#(p)
が成り立つ。X_S は g(t) の時刻 t での微分の Space 座標での値。
X_B は同じく Body 座標での値。#は基本ベクトル場を表す。
これは角速度(基本ベクトル場)が与えられたときの大域座標での
速度を求める公式(角速度と位置との外積)に対応する。
Space 座標で表された基本ベクトル場に対して gp という大域座標の値
が使われ、Body 座標で表されたものに対して、p という局所座標の値が
使われる。
posted at 01:34 |
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Wed, 20 Jul 2005
大分前に考えて途中になっていたテーマを久しぶりに取り組んでみよう。
いわゆる Symplectic 数値計算を適用できる範囲を広くできないかを考えてみたい。
- 剛体の回転系の数値計算を局所座標を使わずにできないか
- 数値計算に Symplectic 法を使えないか
- 一般にリー群上の力学系に対し、リー群とリー環の演算だけで数値計算できないか
で、中期的な目標としては
「リー群の余接束上のハミルトン系の数値計算エンジンを作る!」
ことを考えてみたい。リー群として3次元の回転群や、アファイン変換群
をとれば、剛体の数値計算エンジンができるわけだ。
posted at 07:47 |
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