犀角(Diceros Horn) 2006 02 20

とくながの「書き散らかし」です

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Mon, 20 Feb 2006

ベキ則について

調べたことなどを少しずつメモを残そう。

ある確率変数(0<c≦x<∞)の確率密度関数が

P(x) ∝ x
のようなベキ関数に比例するときに、ベキ法則に従う、などという。

簡単な計算からすぐわかることは、

  • γ>1のとき規格化するための係数は最小値cを用いて、(γ-1)cγ-1と表され、γが1以下の場合は分布の積分は発散してしまう。
  • γ>2のとき、平均値は収束して、c(γ-1)/(γ-2) である。
  • γ>3のとき、分散は収束して、c2(γ-1)/(γ-2)2(γ-3) である。
ネットワークのノードの次数分布でべき法則に従うものとして知られているものの、 理論値および観測値は、以下の通り。

ネットワークの種類 ガンマの値
WWW 1.9〜2.7
インターネット 2.1〜2.5
映画俳優の共演ネットワーク 2.3〜3.1
バラバシ・アルバートモデル 3

実世界のモデルでは確率変数の区間は無限大まで広がっておらず、 有限のところで切れているので、平均値や分散も計算することができるが、 理論上(区間の上限を無限大にした時の極限)を考えると、 散らばり具合の指標として、分散に替わるものが必要になってくる。

posted at 00:10 | category: /Math/PowerLaw | 固定リンク(ベキ則について )