Sun, 20 Feb 2005
著者はIBMの研究所でアルゴリズム的情報理論の研究をしている数学者。
この本は彼のインタビューや公演をまとめたもの。
数学者といっても、本流というより亜流と思われる分野なので、
とっぴな主張かと思ったら数学の非常に基本的な算術のところでの
ランダム性の話で、カントールからゲーデルに続く無限に関する
神秘をあまり抽象的にならずに、具体的に展開している。
所詮インタビューなのでそれほど深い話は出てこない。
だが、数学に関する態度や物理と数学の間の関係については
共感できる部分が多い。
本の面白さとしては上の中ぐらい、新たな発見によるわくわく感は
中の上ぐらい。
posted at 13:19 |
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Mon, 14 Feb 2005
n 次元の射影変換を決定するには一般の位置にある n+2 個の点の行き先を
決めればよい。n=3の場合にこの行列を計算する方法は、ただ方程式を
解くだけなのだが、ほとんどの本は具体的には書き下していない。
ネット上のリソースとしては、
CAD・CGのための基礎数学があるが、残念ながら式が
間違っているみたい。というわけで計算してみた。結果は
数学のページに。
これを使って、OpenGL の Projection Matrix を変形したときにどうなるかを試す
プログラム
を Java web start で作ってみた。JOGL も Java3D も Java Web Start では
extension タグを使えば、自動的にインストールされるようにすることができる。
やり方はそのうち詳しく書こう。Linux ではうまく動かないかも。なぜかは不明。
posted at 06:47 |
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Sat, 12 Feb 2005
テレビ番組、特にドキュメンタリー番組について
「やらせ」「再現」の実状を内部のテレビ業界の人間の眼で
解説したもの。
なぜ報道側(新聞など)はなぜなぜそれを問題視するのか?
それは制作側と視聴者側(報道側)の常識の違いがある。
問題となるのは、明らかに視聴者がおかしいと気づくもの、
または制作側に加わった異業界の人間の内部告発
によってもたらされる。前者は技術的な問題だが、
後者はドキュメンタリーの定義の解釈の違いにあるとも言えるだろう。
この本の最終章では「テレビの文法」と言う題で、欧米と日本との
ドキュメンタリーに対する考え方の違い、つまり欧米では「再現」
を正式なドキュメンタリーの手法として認めていると言うことを
紹介している。日本ではまだそこまで認められていないということか。
実際のテレビ番組でも再現場面は日常茶飯時に放送されるようになって
きており、テレビ番組の見方も以前とはかなり変わっているように思われる。
新書としては情報量、問題提起、娯楽性とも標準以上。大学の授業で
「プロジェクトX」鑑賞をするなら、同時にドキュメンタリー番組の見方
を考えると言う意味で必読文献に指定したいところ。
posted at 11:22 |
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