セクシーな数学(グレゴリー・J・チャイティン)岩波書店
著者はIBMの研究所でアルゴリズム的情報理論の研究をしている数学者。
この本は彼のインタビューや公演をまとめたもの。
数学者といっても、本流というより亜流と思われる分野なので、
とっぴな主張かと思ったら数学の非常に基本的な算術のところでの
ランダム性の話で、カントールからゲーデルに続く無限に関する
神秘をあまり抽象的にならずに、具体的に展開している。
所詮インタビューなのでそれほど深い話は出てこない。
だが、数学に関する態度や物理と数学の間の関係については
共感できる部分が多い。
本の面白さとしては上の中ぐらい、新たな発見によるわくわく感は
中の上ぐらい。