日本、もしくはアメリカの抱えている問題を国を人間にたとえて
精神分析の手法により国際問題を論じた異色の書。社会が右傾化している原因を
診断しているのは面白い。
また、小泉首相や石原東京都知事がなぜ人気があるのかの謎解きもしている。
視点が面白いのは認めるが、他の人の著作を多数引用して、その解説プラス
ちょっとした意見ばかりの後半はあまり面白くない。評論家の世界では
お互いに引用しあうのが重要なのかもしれないが。
時事ネタも多いので、新書と思わず、雑誌の特集記事と思って読むべし。
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久々のヒットである。時間を忘れて引き込まれてしまった。
題名の示すような心理学や幼児教育の本ではない。
エジソンやアインシュタインなど誰もが知っている天才たちの
独創性がハンディキャップから生まれたものであるという説を
唱えている本である。
伝記ものとしては、それぞれの主人公の足跡をたどるわけでもなく、
業績の紹介もおざなりである。しかしいくつかのエピソードから、
障害があるがゆえに彼らが独創性を発揮し得たのだということを
解き明かしている。また、今までの多くの伝記作家や歴史家が
美化してきたことに対して、別の見方を与えていることも面白い。
日本の初等教育は欠点を矯正することに重点がおかれているし、
実際全体の底上げという意味では、詰め込み型の教育にも効果はあると
思ってきた。しかし、この本に書かれていることを信じると、
程度の差はあれ、欠点を矯正しようとするあまりに、本来発揮されたはずの
独創性が失われてしまわないようにしなければならないだろう。
なんて難しいことを考えなくても、読みものとして最高の面白さ。
おすすめ。
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