日本未来科学館
数ある科学博物館の中で、
日本未来科学館
は内容、規模ともに日本の最先端と言ってもいいだろう。
今までの博物館がどちらかと言うと教科書的だったのに対し、
2足歩行ロボット、ナノテク、ゲノムなどつい数年前に
研究レベルで話題になったものをデモで見せてくれる。
大学にいたときでも専門外の最先端のデモを直接見ることは
少なかったので、初めて見たものがほとんど。
小学生の遠足の定番コースだろうが、小学生だけでなく
大人でも十分に楽しめる。と同時に、今の小学生はアシモや
超伝導のマイスナー効果が科学の原体験になるだと思うと
感慨深い。
ここにはVR関係の展示が二つある。
ひとつはCABINシステムという5つのスクリーンと
偏光メガネによる立体視。月から地球に近付いて
大陸の眺めや東京の街並を体感できると言うもの。
ゲームコントローラで観客が視点を動かせるのは面白いが、
データが3D化されているのが台場と東京駅だけなので
うまく3Dを体感するように操作できる人はほとんどいないのではないかな。
台場と東京駅以外はぼやけた画像になるのは仕方ないとしても、
コントローラで移動できる範囲をあらかじめ選べるようにしておけばよかったのに。
また、CABINシステムの弱点である面の境界にわざわざ視線を誘導するようなコンテンツの作りはいかがなものか。
もうひとつは生命の科学と人間と言う展示の中で上映していた
サイバーヒューマンという映画。
(時間帯によって内容は変わるらしい。)
これは慈恵医大の高次元医用画像工学研究所の成果物。
人体の内部構造を3次元化し、さらに自由に動かすことも可能にして
治療、研究などに活用しているとのこと。
正直、ここまで進んでいるのかと驚いた。
手術の際の感覚をフィードバックする機械も使って
手術のシミュレーションをするシステムなどは一見の価値あり。
VR的には単なる曲面に映写するだけで立体視はしていなかったのは
残念。立体視したらグロテスク過ぎて小学生には刺激が強すぎると判断したのかな?