シングルでいること、家族をもつこと、共稼ぎをするか否かという選択を、税制や年金の面から比較したのが本書の主題。これらの経済政策で少子化問題などを解決しようという考え方が経済学者の間にはあるらしい。この本は少し古いし、今行われようとしている年金改革によって、試算結果も変わるだろう。改革が妥協の産物になって、問題を先送りする結果にならなければよいけどね。
本書によると、家族構成のモデルが時代によって大きく変化しており、いわゆる核家族もしょせん20年程度のモデルに過ぎない。しかも戦争中、及び戦後の特殊な状況下で制定された法律によって、それが固定化されている。
親の世代もその親の世代とは異なる家族モデルに従ったのだから、次の世代もまた新しい多様なモデルを
構築してよいだろう。
posted at 17:52 |
category: /book |
固定リンク(<非婚>のすすめ(森永卓郎)講談社現代新書)
著者は社会学者。社会学的な視点から、
インターネット的なものとは何か、
どのようなものが求められているかについて、
分析している。特に、情報教育に関しては
わたし自身がかつて感じていた違和感を、
見事に説明してくれた。教える側も何を教えるべきかに戸惑いがあり、教わる側も、
何を学べばよいのかが分かっていない。
そんな状態で授業調査をすれば、安易に
「台なし世代」に迎合する方向に流れてしまうのかもしれない。
著者はインフォテックに対する対抗原理として
「インフォアーツ」を提唱している。
ネットワークがあることが自明となった世界の中で必要となる技術をうまく言い表した概念であると思う。
もちろん、その内容は吟味すべきことであろうが。
きちんと議論されて、次世代の教育としてできるだけ早く実践されるといいなあ。
posted at 17:51 |
category: /book |
固定リンク(インフォアーツ論(野村一夫)洋泉社)