この本によるとナノテクノロジーの定義は「分子・原子の並び方をうまく調整
してやれば、そこのものすごく価値のあるものが生まれる」ことだという。
カーボンナノチューブなど研究開発の面では世界の最先端にある日本もアメリ
カが国家ナノテクノロジー戦略をかかげて本気で取り組んでいるのだからうか
うかできない。そう言う意味では、規模や予算の大きさがものを言うトップダ
ウン型のアプローチよりも、アイディア勝負のボトムアップ型のアプローチに
期待したい。ボトムアップのアプローチには生体の自己組織化のメカニズムが
関係していると言う。
単純に素材として利用されるのではなく、分子・原子レベルでメモリやトラン
ジスタの機能を持たせることも可能だと言う。センサーもナノ化することで、
今までのコンピュータの概念を越えるような使い方が生まれそうな気がしてく
る。筆者の言うようにユビキタスやバイオなどと同等に並ぶものではなく、そ
れを実現するための基底技術としてナノテクノロジーが存在するのである。
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HOT WIRED の約2年前の記事。記事から分かることは
- 生物学の研究に人体をシミュレーションするCAVEが用いられている
- 立体視はシャッター方式
- 開発言語はJava3D
- カルガリ大のシステムには約4億8000万かかっている
など。記事でも言及されているが、VRの開発をCAVEを使わなくてできるように
なったのが重要。VRを実現する人間に一番近いところのインターフェースは
これからもどんどん発展していくだろうが、そのハードウェアに依存した開発
ではなく、ハードウェアに依存した部分とVRの本質の部分とを分離したものに
なっていかなくてはならない。現在のパソコン上のグラフィックスプログラム
がビデオカードをほとんど意識しなくてもいいように。もちろん Java3D がそっ
ちの方向に進化してくれることを期待している。
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